【FE0】黒紫黄青ニノファディアリーゼ
プロ同士は多くを語らないエリーゼを語りたい記事です。
・着想
エリーゼと言えば赤を採用した形がメジャーかと思いますが、以前からずっと考えていたことがありました。
「チキ弱くね?」
と。
というわけでチキが弱いと思う点を上げていこうと思います。
1.赤のカードが弱い。
しょうがないことなのですが、赤のカードは4弾以降カードの追加がありませんでした。
その中でエリーゼに組み込まれるパーツと言えばチキとマルス(と天馬)だったわけですが、これはほぼ5ターン目にチキを着地して5→7を目指しノノ+ニノorマルスのマナカーブを意識した構成だったためと考えています。
ですがチキのために赤を採用するとチキマルスを除いた赤のカードが枠を圧迫しデッキ全体のパワーを低下させるため相対的にチキを弱体化させると思うわけです。
2.そもそもチキでなくてもいい。
FE0というゲームでは、表の絆を1枚裏返すことでハンドを1枚得ることが出来ます。
エリーゼはさらに任意のカードを拾ってこれるためエリーゼから出たカードが表絆を1枚増やすことでリソースをサイクルさせアドバンテージを増やしていく、というのが基本的なデッキ構造となっています。そこで白羽の矢が立てられたのがチキなわけですが、ここで問題があります。
まず1つが、カードのプレイが5ターン目な点です。
単純に遅い。5ターン目をリソース確保のターンと仮定すると盤面をマウントするターンは6ターン目以降となります。
しかし現在のサイファは5コストのフィニッシャーがウヨウヨいるゲームです。ですがチキではマークスやエリウッドを倒すことは出来ません。そして盤面をケアするためにこちらがマークスを展開し続けてはチキからリソースを確保するターンは6ターン目以降もなってしまいます。チキの大きな強みは5→7へのマナカーブのジャンプなわけで6ターン目以降だとチキは仕事を半分しかこなせなくなるわけです。
2つ目が、射程1で攻撃しなければならない点です。
エリーゼは盤面とリソースを取り合うコントロール向け主人公ですが、サイファにおいてコントロール主人公がしてはいけないと考えるプレイが2つあります。それが「不用意に主人公を殴ること」と「不用意にヒサメグレゴを殴ること」です。何故なら相手のリソースが増えるから。
サイファはリソースがかなりシビアなゲームでありコントロール対コントロールでは1リソースの取り合いが勝敗を分けます。そんな中不用意パンチで相手のカードが増えていますのは愚策中の愚策です。特にグレヒサは1ターン相手に明け渡した状態からゲームをしなければならないため主人公パンチ以上にリスキーです。
そんな中、チキはそこを殴るよう誘導されてしまうわけです。グレヒサより上かつ主人公に届きかねない数値からです。
最後に3つ目ですが、これはシンプル。同名を捲ったら目も当てられない事。
さて長々と書き連ねてきましたが、要は「4ターン目以内に、打点誘導されず、裏目を引かない」カードが表絆を1枚増やせばいいわけです。
つまりディアドラですね、しかも竜石ロックのおまけ付き。
しかしそれではチキのマナカーブジャンプというメリットには勝てないので、今回はもう1ルート「ニノ+ファ」のコンボを用意しておきました。
こちらはパーツの要求数は多いですが、「4ターン目から、打点誘導されず、裏目を引かない」というメリットがあります。またファ自体も後半60として期待が出来る上、不足がちな紫を補ってくれるので活躍の幅も広くなっています。
この2パッケージによりチキが抱えている解決しつつリソースを得ることが出来、各ターンの行動も自由度が増します。
以上が今回の構築のスタート地点となります。
・採用
さて今回のカードの採用基準ですが、採用枚数ごとにチャートにしようと思います。
ー4枚採用ー
暗天の明星 エリーゼ、暗夜に咲く姫花 エリーゼ、可憐な戦術師 エリーゼ:
ニノを採用しているため中盤以降の乗り直しが用意であり、マルスを採用していないため1コストのエリーゼが不要となり全て上級を4枚ずつ採用。
運命の聖女 ディアドラ、魔道の申し子 ニノ、無邪気な竜娘ファ :
先述のように今回のメインコンセプトであるため各4枚ずつの採用。
不敵なる傭兵 グレゴ:リソースの減らない壁として優秀であり、場持ちの良さから必殺攻撃要員にもなるため4枚採用。
ー3枚採用ー
暗夜王国を統べる者 マークス:
神速回避を抱えつつ盤面に着地し一騎打ちすることで盤面処理に大量のリソースを要求出来、ダメージソースとしての役割も大きいため採用、回避札は1枚で良いため3枚だが、1枚は下級マークスを採用するのもあり。
永遠の幼子 ノノ:
プレイのタイミングが後半に絞られ場持ちも良いが、最低限退避に送れるように少し厚めの3枚採用。
あらためてペガサス エマ:
ニノで仕込み、ディアドラで起こし、場に出れば必殺するためにこちらも厚めに3枚採用。
ー2枚採用ー
精霊の森の少女 ディアドラ、「牙」の見習い ニノ:
5枚目以降の神速回避札且つ、サザ対策且つ、序盤の前壁として各2枚ずつの採用。1枚ずつでも良かったがディアドラは後述のセリスを
、ニノは魔術紋章を意識して2枚ずつとなっている。
ナイト・オブ・マイト エルフィ:
移動メタと盤面処理(特に同型のグレヒサ)のため採用。クラスチェンジ用に下級も採用したかったため上級は2枚。
ー1枚採用ー
可憐な忍 エリーゼ:
主人公として採用。白はこれのみのため1枚。
伝説の軍師 ルフレ(女):
早いタイミングでのノノとして、また9絆以降でマークスと合わせて無射程攻撃をするため採用。必要なタイミングが少ないので1枚。
記憶をなくした軍師 ルフレ(男):
ハンデス対策、序盤壁、釣り出し移動など役割が広いため採用。1枚あれば最低限仕事をするのでデッキスペースを節約して1枚。
魔導や弓を裏置きするデッキに殴り返しエリーゼを裏に下げたり等、前列で一度仕事をした女性キャラを後列に下げて防御に転じれるため採用。枚数は欲しいがグレゴと枠を争うため1枚。
怪力の重騎士 エルフィ:
上級エルフィを3コストでクラスチェンジさせるために1枚のみ採用。
料理上手な娘 モズメ:
同型などで神速回避を構えたマークスなどを確実に処理するために採用。仕事が局所的すぎるので1枚。
光の救世主 セリス:
下級ディアドラの着地、下級ファの竜人紋章から1絆表返しが出来るため採用。
といったところで20:10:10:10(忍エリーゼは主人公なので黒換算)のレシピに固まりました。
わりと綺麗な配分になった点も気に入っています。
改めて長文にありましたが、今回はこんなところで。終盤あんまり纏まらなかった気がしないでもないけど。
誰かの目に止まり毒にでも薬にでもなってくれればと思います。