たるほのブログ

FFとFEのカードゲームがお好き

【FE0】黒紫黄青ニノファディアリーゼ

プロ同士は多くを語らないエリーゼを語りたい記事です。

  

f:id:taruho4203:20170619213627j:image

 

・着想

エリーゼと言えば赤を採用した形がメジャーかと思いますが、以前からずっと考えていたことがありました。

「チキ弱くね?」

と。

 

というわけでチキが弱いと思う点を上げていこうと思います。

1.赤のカードが弱い。

しょうがないことなのですが、赤のカードは4弾以降カードの追加がありませんでした。

その中でエリーゼに組み込まれるパーツと言えばチキとマルス(と天馬)だったわけですが、これはほぼ5ターン目にチキを着地して5→7を目指しノノ+ニノorマルスのマナカーブを意識した構成だったためと考えています。

ですがチキのために赤を採用するとチキマルスを除いた赤のカードが枠を圧迫しデッキ全体のパワーを低下させるため相対的にチキを弱体化させると思うわけです。

 

2.そもそもチキでなくてもいい。

FE0というゲームでは、表の絆を1枚裏返すことでハンドを1枚得ることが出来ます。

エリーゼはさらに任意のカードを拾ってこれるためエリーゼから出たカードが表絆を1枚増やすことでリソースをサイクルさせアドバンテージを増やしていく、というのが基本的なデッキ構造となっています。そこで白羽の矢が立てられたのがチキなわけですが、ここで問題があります。

 

まず1つが、カードのプレイが5ターン目な点です。

単純に遅い。5ターン目をリソース確保のターンと仮定すると盤面をマウントするターンは6ターン目以降となります。

しかし現在のサイファは5コストのフィニッシャーがウヨウヨいるゲームです。ですがチキではマークスやエリウッドを倒すことは出来ません。そして盤面をケアするためにこちらがマークスを展開し続けてはチキからリソースを確保するターンは6ターン目以降もなってしまいます。チキの大きな強みは5→7へのマナカーブのジャンプなわけで6ターン目以降だとチキは仕事を半分しかこなせなくなるわけです。

 

2つ目が、射程1で攻撃しなければならない点です。

エリーゼは盤面とリソースを取り合うコントロール向け主人公ですが、サイファにおいてコントロール主人公がしてはいけないと考えるプレイが2つあります。それが「不用意に主人公を殴ること」と「不用意にヒサメグレゴを殴ること」です。何故なら相手のリソースが増えるから。

サイファはリソースがかなりシビアなゲームでありコントロール対コントロールでは1リソースの取り合いが勝敗を分けます。そんな中不用意パンチで相手のカードが増えていますのは愚策中の愚策です。特にグレヒサは1ターン相手に明け渡した状態からゲームをしなければならないため主人公パンチ以上にリスキーです。

そんな中、チキはそこを殴るよう誘導されてしまうわけです。グレヒサより上かつ主人公に届きかねない数値からです。

 

最後に3つ目ですが、これはシンプル。同名を捲ったら目も当てられない事。

 

さて長々と書き連ねてきましたが、要は「4ターン目以内に、打点誘導されず、裏目を引かない」カードが表絆を1枚増やせばいいわけです。

つまりディアドラですね、しかも竜石ロックのおまけ付き。

しかしそれではチキのマナカーブジャンプというメリットには勝てないので、今回はもう1ルート「ニノ+ファ」のコンボを用意しておきました。

こちらはパーツの要求数は多いですが、「4ターン目から、打点誘導されず、裏目を引かない」というメリットがあります。またファ自体も後半60として期待が出来る上、不足がちな紫を補ってくれるので活躍の幅も広くなっています。

この2パッケージによりチキが抱えている解決しつつリソースを得ることが出来、各ターンの行動も自由度が増します。

 

以上が今回の構築のスタート地点となります。

 

 

・採用

さて今回のカードの採用基準ですが、採用枚数ごとにチャートにしようと思います。

 

ー4枚採用ー

暗天の明星 エリーゼ、暗夜に咲く姫花 エリーゼ、可憐な戦術師 エリーゼ:

ニノを採用しているため中盤以降の乗り直しが用意であり、マルスを採用していないため1コストのエリーゼが不要となり全て上級を4枚ずつ採用。

運命の聖女 ディアドラ、魔道の申し子 ニノ、無邪気な竜娘ファ :

先述のように今回のメインコンセプトであるため各4枚ずつの採用。

不敵なる傭兵 グレゴ:リソースの減らない壁として優秀であり、場持ちの良さから必殺攻撃要員にもなるため4枚採用。

ー3枚採用ー

暗夜王国を統べる者 マークス:

神速回避を抱えつつ盤面に着地し一騎打ちすることで盤面処理に大量のリソースを要求出来、ダメージソースとしての役割も大きいため採用、回避札は1枚で良いため3枚だが、1枚は下級マークスを採用するのもあり。

永遠の幼子 ノノ:

プレイのタイミングが後半に絞られ場持ちも良いが、最低限退避に送れるように少し厚めの3枚採用。

あらためてペガサス エマ:

ニノで仕込み、ディアドラで起こし、場に出れば必殺するためにこちらも厚めに3枚採用。

ー2枚採用ー

精霊の森の少女 ディアドラ、「牙」の見習い ニノ:

5枚目以降の神速回避札且つ、サザ対策且つ、序盤の前壁として各2枚ずつの採用。1枚ずつでも良かったがディアドラは後述のセリスを

、ニノは魔術紋章を意識して2枚ずつとなっている。

ナイト・オブ・マイト エルフィ:

移動メタと盤面処理(特に同型のグレヒサ)のため採用。クラスチェンジ用に下級も採用したかったため上級は2枚。

ー1枚採用ー

可憐な忍 エリーゼ:

主人公として採用。白はこれのみのため1枚。

伝説の軍師 ルフレ(女): 

早いタイミングでのノノとして、また9絆以降でマークスと合わせて無射程攻撃をするため採用。必要なタイミングが少ないので1枚。

記憶をなくした軍師 ルフレ(男): 

ハンデス対策、序盤壁、釣り出し移動など役割が広いため採用。1枚あれば最低限仕事をするのでデッキスペースを節約して1枚。

高貴なるさすらいの弓手 ヴィオール:

魔導や弓を裏置きするデッキに殴り返しエリーゼを裏に下げたり等、前列で一度仕事をした女性キャラを後列に下げて防御に転じれるため採用。枚数は欲しいがグレゴと枠を争うため1枚。

怪力の重騎士 エルフィ:

上級エルフィを3コストでクラスチェンジさせるために1枚のみ採用。

料理上手な娘 モズメ:

同型などで神速回避を構えたマークスなどを確実に処理するために採用。仕事が局所的すぎるので1枚。

光の救世主 セリス:

下級ディアドラの着地、下級ファの竜人紋章から1絆表返しが出来るため採用。

 

といったところで20:10:10:10(忍エリーゼは主人公なので黒換算)のレシピに固まりました。

わりと綺麗な配分になった点も気に入っています。

 

 

改めて長文にありましたが、今回はこんなところで。終盤あんまり纏まらなかった気がしないでもないけど。

誰かの目に止まり毒にでも薬にでもなってくれればと思います。

 

 

【FE0】黒青圧縮エリーゼ

特に誰に向けてって訳ではないんですが、最近気に入ってるエリーゼのレシピが割と煮詰まってきたので。

 

f:id:taruho4203:20170516041816j:image

 

・着想

以前何処かで屍ルフ子と対戦して

「ギムレー維持できないとデッキとして破綻してね?」

と思って、墓地から拾えて回避札用意出来るエリーゼにアイディアをそのまま流用しました。

 

 

・採用

エリーゼに関してはコンセプトである「暗天の明星 エリーゼ」が4、ウィニー対策かつCCドローで明星を探す「可憐な戦術師 エリーゼ」が4で残りは後述の圧縮山から捲るために祈り紋章が6入っています。スタートの忍者エリーゼ込みで15枚採用です。

 

エリーゼ以外の黒の採用基準はとてもシンプルで移動メタでフォレオ3、屍兵と相性が良いカムイ(男)が2、屍兵と相性が良いガロン1でエリーゼ込みで20枚です。

 

青の採用はまずメインコンセプトのギムレーが4、インバースはライブ補助兼回避札になる下級が4で上級が3、ノノは鉄板の3、屍兵と相性が良いチキンンは合わせて8、ライブ兼序盤の受け札でエメリナ2、残りを屍兵で5といった具合です。

 

 

・プレイに関して

エリーゼデッキを回す際、構築段階からターンごとの目的地を設定して置くとプレイのムラがなくなるのでオススメです。ある程度指標があるとプレイ中に考えることが減り時間短縮体力温存が出来るので長いラウンドでの対戦に余裕が出てくるからです。

という訳で、このデッキの指標に関して。

 

①クラスチェンジまで

a.「暗天の明星 エリーゼ」がある場合

 先手であればかなり余裕が生まれるので1ターン目はそのままターンを返し、相手裏で出してきたカードのケアをしていく方針が良いでしょう。ハンドと相手主人公と相談してチキを後列移動してターンを返すのも悪くないです。

 後手であれば屍兵と1コストユニットを全力で並べて竜神の紋章を捲りに行きます。ただしインバースなど傍の処理に使えるカードは竜神がめくれないことも想定して一度出すのを控えてもいいかもしれません。

b.「暗天の明星 エリーゼ」がない場合

 先手後手問わず全力で探しに行きます。この時インバースや屍兵はライブのサポートも行えるため非常に便利です。また敢えてエリーゼも後列に撤退せず積極的にオーブを割らせていきましょう。どうせ乗らなきゃそのまま負けるので。

 またライブがない場合は「魔性の黒翼 インバース」で掘り進めるため迂闊に絆に置かないほうがいいです。

 

②クラスチェンジ後

一旦の目標地点として、

ギムレー+インバース+屍兵×2

という盤面を目指してプレイしていきます。これにより手札の屍兵を2ドローに変換し、使い終わった屍兵を手札に回収出来、攻撃の試行回数も増えるため竜神の紋章を捲る可能性もグッと上がってきます。

この盤面を毎ターン目指すことによって山札は徐々に圧縮されインバースからエリーゼを引き込む可能性が上がっていきます。

更に、祈り紋章を持つエリーゼを優先的に使うことにより山札の紋章率がグッと上がりユニットの生存率がより高くなっていきます。

この最中にノノを着地したり、カム男やガロンを着地させていくことにより相手に有利盤面を作らせることを許しません。

また盤面がリセットされても11絆でリカバー出来るため前のターンにノノでノノギムレーインバースいずれかを拾い、エリーゼで残りの2種を拾い上げることによって元の盤面に作り直すことが出来ます。

 

不利対面からでも無理やり盤面を作り耐久が出来るのでとても強かったです。(時間制限があると巻き返した辺りで時間が切れる)

慣れさえすれば思考時間は削れますが、動作が多いデッキなので最少ターンで勝てるよう練習が必要かなと思います。

またフォレオの着地タイミングが難しく、見誤ると引きずり出されて負けるので見定めてプレイしていきたいですね。

 

 

と言ったところでギムレーを採用した圧縮エリーゼでした。

誰かの目に止まり毒にでも薬にでもなってくれればと思います。